うんこがへんないきもの
早川いくを/著
寺西晃 /絵
KADOKAWA
Twitterのタイムラインでどなたがご紹介されたのか覚えていないのですが、おもしろそうだと思って画像をスクリーンショットに撮っておきました。
webで紹介されていた気になる本のフォルフダを作っておいて、後で探す用のものです。
その「後で読もう」画像フォルダにこの本はありました。
「何か、おもしろい本が読みたい」と思ったのです。
ちょっと人目をはばかりますが、伏し目がちに手にとってみました。
目次の前に「これは何か」というクイズがあった後に、本編が突然始まります。
ハイラックスという東アフリカの草原に点在する岩山に生息する哺乳動物の排泄についてです。
何の前ふりもなく始まるのです。
こんな題名の本を手に取っておきながらこう言っちゃなんですが、常識では経緯というか、発行にあたってのご説明が冒頭にあるはずと思っていたのですよ。
太字で「崖っぷちでうんこできますか」とか書いてあるのです。
これはもう「うふふ、私ったらこんな本だって読んじゃうんだから」という見栄は見事に肩すかしです。
学術的というよりは、小学生男児が仕入れてきたうんちくを聞いている感じです。
「先生ー、早川クンが変なこと言ってまーす」みたいな。
でも小学生当時は、ちょっと物知りな少年が気になったりしたことを思い出します。
(あの時はとても知的だった同じクラスの仲村[仮名]君、お元気ですか?)
あとがきも、真面目に締めるのかと思っていたらひょうひょうとされていました。
すみません、見栄を張って読んだりして。
軽い気持ちで「へーっ」と思える1冊です。
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