2018年もまとめてみました。
Jリーグ観戦初心者の人はまとまっていると分かりやすいかなぁということで。
今年もエンブレムの色に近づけるか、イメージに近いユニフォームにするか迷いました。
J1
J2
J3
昨年もまとめたのですが、2017年もまとめてみました。
サッカー観戦が初心者の人はJリーグ各チームにカラーがあるのは知ってはいても、どんな色があるのか分かりにくいと思います。
J1
北海道コンサドーレ札幌 | レッド、ブラック、ブルーグレー | |||
ベガルタ仙台 | ゴールド、ブルー、レッド | |||
鹿島アントラーズ | ディープレッド | |||
浦和レッズ | レッド | |||
大宮アルディージャ | オレンジ | |||
柏レイソル | イエロー、ブラック | |||
FC東京 | ブルー、レッド | |||
川崎フロンターレ | サックスブルー、ブラック、ホワイト | ホワイト | ||
横浜F・マリノス | ブルー、レッド、ホワイト | ホワイト | ||
ヴァンフォーレ甲府 | ブルー | |||
アルビレックス新潟 | オレンジ、ブルー | |||
清水エスパルス | オレンジ | |||
ジュビロ磐田 | サックスブルー | |||
ガンバ大阪 | ブルー、ブラック | |||
セレッソ大阪 | ピンク | |||
ヴィッセル神戸 | クリムゾンレッド | |||
サンフレッチェ広島 | 紫 | |||
サガン鳥栖 | ブルー、ピンク |
J2
モンテディオ山形 | ブルー、イエロー | |||
水戸ホーリーホック | 青 | |||
ザスパクサツ群馬 | 紺、黄 | |||
ジェフユナイテッド千葉 | イエロー、グリーン、レッド | |||
東京ヴェルディ | グリーン | |||
FC町田ゼルビア | ブルー | |||
横浜FC | 白、水色、青 | 白 | ||
湘南ベルマーレ | ライトグリーン、ブルー、ホワイト | ホワイト | ||
松本山雅FC | 緑 | |||
ツエーゲン金沢 | 赤、黒、黄 | |||
名古屋グランパス | レッド | |||
FC岐阜 | 緑 | |||
京都サンガF.C. | パープル | |||
ファジアーノ岡山 | ワインレッド | |||
レノファ山口FC | オレンジ | |||
カマタマーレ讃岐 | サックスブルー、ネイビーブルー、オレンジ | |||
徳島ヴォルティス | 青 | |||
愛媛FC | オレンジ | |||
アビスパ福岡 | ネイビーブルー,シルバー,ブルーベールダンス | |||
V・ファーレン長崎 | 青、オレンジ | |||
ロアッソ熊本 | 赤 | |||
大分トリニータ | ブルー、イエロー |
J3
グルージャ盛岡 | ホワイト、レッド、ブラック | ホワイト | ||
ブラウブリッツ秋田 | ブルー | |||
福島ユナイテッドFC | 赤、黒、黄 | |||
栃木SC | 黄 | |||
Y.S.C.C.横浜 | 水色、白、オレンジ | 白 | ||
SC相模原 | 緑 | |||
AC長野パルセイロ | オレンジ | |||
カターレ富山 | 青 | |||
藤枝MYFC | 藤、白 | 白 | ||
アスルクラロ沼津 | 青 | |||
ガイナーレ鳥取 | ライトグリーン | |||
ギラヴァンツ北九州 | イエロー | |||
鹿児島ユナイテッドFC | 白、紺 | 白 | ||
FC琉球 | ベンガラ(エンジ) | |||
FC東京U-23 | 青、赤 | |||
ガンバ大阪U-23 | 青、黒 | |||
セレッソ大阪U-23 | ピンク、紺 |
以前、サッカー観戦が初めての友人とベルマーレの試合を観にいったときに
「ベルマーレは緑でしょ?」
と、着てきたシャツはどちらかというと東京ヴェルディや松本山雅FCのグリーンでした。
ベルマーレはライトグリーンでした。
分かりやすい表があるといいなぁと思って作りました。
でも、エンブレムの色とユニフォームの色とはニュアンスが微妙に違うのでどちらにするのか迷いました。
イメージはユニフォームですよね。
でも基準はエンブレムのはず。
そのあたりも少しカスタマイズしていきたいです。
特製魚介中華そばを中心としたラーメン店の「麺や 独歩」さん。
立川市で居酒屋さんを間借りして昼間だけ営業されていて、交通の便が悪いのに行列ができるお店でした。
でも2014年4月に新宿御苑前に移転してしまいました。
それが2017年2月5日に、再びの移転に伴う新店舗工事期間中だけ昭島市でまた間借りオープンされるとのことになったそうです。
これは普段はSNSなどやらずに過ごしているラーメンを好きな人からの情報で、どこから仕入れてくるのか謎です。
マメにお店のブログなどをチェックしている、恐るべしラーメン情報収集力です。
「3年ぶりなんだよ?」
ということで2月5日は日曜日ということもあって、ラーメン好きマンと独歩さんに行ってみることにしました。
初日は12時オープンで、外出先から直接お伺いします。
当日は11時を過ぎるとソワソワして早く向かうことになりました。
「(このままだとかなり時間が余りませんかね?)」
そう思いましたが口には出しませんでした。
案の定11:20にはお店の前に到着してしまいました。
「(え?40分も前に並ぶんですか?まだ誰も並んでませんよ?)」
「(近くにモリタウンもございますから時間をそちらでつぶすなんてどうですか?)」
そう思いましたが口には出しませんでした。
そう、私も世の中のラーメンというものを学習しました。
ラーメンを食べるために並ぶのは自然の流れらしいです。
義務とか勤めではありません。
川の上流から水が流れてくるように自然なことらしいのです。
疑問に思うことではないのです、うん。
よござんす、覚悟を決めますよ。
並びますよ、40分。
でも、覚悟を決めたのに店内が暗いのです。
オープンまで40分あるとはいえ、店員さんの姿が見えないのです。
何度もスマホで独歩さんのブログを確認しますが前日にアップされた
「いよいよ明日!!」
となっているだけで特にお知らせがありません。
別の場所で仕込みをして直前に運び込むのかしらー?
不安が募ります。
ブログに書いてあった、本日営業する予定のお店の住所を何度も確認します。
すると後ろから
「この列は独歩さんのですか?」
と聞かれました。
仲間がやってきてホッとしました。
ほどなくして1組のご夫婦もやってきました。
でもみんな、なんとなく様子がおかしいなと感じています。
前の道をこちらの様子をうかがうようにゆっくりと車が通りました。
並んでいるのを確かめているようです。
きっとどこかの駐車場に停めて並びにくるのでしょう。
でもみんな、なんとなく様子がおかしいなと感じています。
念のために、間借りしているお店「Dibing えん」さんをスマホで検索します。
するとTwitterで
緊急‼️
誠に申し訳ございませんが
本日の独歩オープンは諸事情により見送る事になりました。
改めてオープン日はお知らせ致します。— Diningえん (@akisima_en) 2017年2月5日
なんですとー!
やっぱりーっ!
並んでいた5人はうなだれて解散です。
声をかけてこられた人は八王子から来たそうです。
近いけど、遠いですね。
残念でしたよね。
トボトボと歩きながら、これからどうするかの話になりました。
もう、ラーメン好きマンは今日ラーメンを食べないとこの高まった気持ちが納まらないとのこと。
「近くに気になるラーメン屋さんがあるからそこにしようか?」
「(それほどラーメンにこだわりがないから任せますよ)」
「ああ、でもそこが不味かったらこのやり場のない気持ちが本当に納まらない!」
「(え、そういうもの?)」
もうこうなったらラーメン好きマンを止められません。
ラーメンは川の流れです。
自然に逆らおうと思ってはなりません。
「よし、美味しいことが確実に分かっている大勝軒にしよう!」
と、独歩さんの仮オープン予定だったところから駅に向かう途中にある永福町系の「大勝軒 昭島店」に向かいました。
この残念な気持ちを煮干しの香りと醤油スープに癒やしてもらいましょう。
ほどなくして大勝軒さんに到着すると、鉄板の人気店なので行列してます。
すると、列の前に先ほど独歩さんでうなだれ解散したご夫婦も並んでいました。
わはは、考えることは同じですね。
大勝軒昭島店さんは10人くらい並んでいましたが、テキパキとさばかれていくのでそれほどストレスなく着席できました。
そして偶然にも先ほどの独歩さんで会ったご夫婦と相席でした。
話しかけてみたかったのですが、旦那さんが若干怖そうなタイプだったので躊躇してしまいました。
お待ちかねのラーメンがやってきました。
さっぱりしてるのに、しっかりしたスープです。
私の中で「中華そば」の王道イメージにあるラーメンです。
今日はたいしたことをしていないけれど、疲れた心にしみます。
食べ終わって大勝軒さんを出ます。
あー、すっきり、気分転換になったー。
やれやれ。
するとラーメン好きマンは
「念のために様子を見に行きたい」
と、独歩さんへ向かいます。
どんだけラーメン中心に生きているんですか。
他のことにもそれほどまでに念をいれてるんですか?
でも、
おう、私も確かめたい。
オープン予定の12時を過ぎた独歩さんを。
もし、開店してたらどうする?
あらやだもう1杯食べるのかしら?
少しドキドキしながら独歩さんに近づくと、お店の様子をうかがっている人がいます。
さっきのご夫婦じゃないですか!
奥さんと目があって「あはは」という感じに微笑みあってしまいました。
あら、おたくも念のためですか?
「もうラーメンについては好きにさせてます」
奥さんの目はそう語っているようでした。
ラーメンと生きている人についていくのも大変ですよね。
同志がいました。
ちょっと一緒にお茶でも飲みに行って語り合ってみたいところです。
そして、やっぱり独歩さんは開いていませんでした。
お店は誰もいなくてひっそりしていました。
開店できなかった理由も、今後の予定も貼ってありませんでした。
何があったのかなとモヤモヤしながらその日はお店のブログを時々確認しましたが
「いよいよ明日!!」
のままでした。
翌日になって「厨房設備不備の為」とアップされたことに気づきました。
行き場を無くした他のお客さんはどうしてたのかしらと検索してみると、皆さんもやはり近くのラーメン屋さんに行かれた様子でした。
そして独歩さんの初日に行く人が選んだお店はとても今後の参考になりました。
今回の件はモヤモヤするのですが、結果的におもしろかったです。
同志とアイコンタクトもとれましたし。
今まではラーメン界の川を土手からながめているつもりでしたが、どうも川のほとりまで来てたたずんでいるようでした。
だんだん付き添いから当事者になりつつあります。
今年も湘南ベルマーレサポーターなどの有志による、ブログ記事を1日ずつ投稿するアドベントカレンダーに参加させていただきました。
湘南ベルマーレ Advent Calendar 2016
http://www.adventar.org/calendars/1738
昨年もこの季節特有の「公式が発表するまで信じない」という選手動向の噂があり、もんもんとする毎日です。
毎年のように選手をかっさらっていくチームに「どんだけお金持ちなのか収支報告書を見てみよう」と公式HPをのぞいてみました。
お金持ちのチームは入場料や広告料などの収入はベルマーレとはダブルスコアどころの話ではないのですね。
でも以前は桁違いの入場料収入に「たくさんサポーターがいるんだねぇ」という感想でしたが、ここ数年は「だってShonanBMWスタジアム平塚は、これ以上は入場者数を増やせないよ」と言い訳できるようになりました。
入場者数が1万人を超えると拍手がおこっていた頃とは違います。
大きなスタジアムがあればもっと入場料収入が増やせるのになぁと思っていたら、湘南スタジアム研究会が発足しました!
タウンニュース「新スタジアム検討へ」
http://www.townnews.co.jp/0605/i/2016/11/17/358450.html
ずっと前からスタジアムの件は念願でしたが、実際に人が集まる根拠を示すことができると大人が動きだすものなのですね。
これで入場料収入が増やせれば少しは……
ここでベルマーレの収支報告を見にいってみました。
いろいろな収入の合計、営業収入はちゃんと増えてますね。
入場料収入やJリーグ分配金はJ1だとやはり多いですね。
でも広告料収入は年々増えていっています、ありがとうございます。
事業費に選手やコーチなどのお給料が含まれますが、私が大好きな広報さんやベル爺の中の人のお給料は販管費に含まれます。
営業利益は営業収入から営業費用を引いたものになります。
飲食店で例えると、売上(営業収入)から材料費(事業費)や人件費・光熱費・家賃(販管費)などを引いたものです。
そこから利息とかを足したり引いたり、特別なものを足したり引いたりした最終的な成績表が当期純利益です。
昨年と一昨年は黒字ですね、ホッ。
でも一番下の「繰越利益剰余金」の▲は気になります。
ニュースなどでよく聞く「企業の内部留保」はこの繰越利益剰余金の数字を指していることが多いです。
利益の数字は1年単位で計算していますが、こちらは「黒字・赤字」の累計のようなものです。
ベルマーレ、億の単位でマイナスですね。
ひいっっっ!
と、一瞬びっくりしますがこのマイナスは全部が現金でマイナスなのではありません。
例えば、車を現金で100万円で買ったとします。
手元の現金は減りますが、資産として100万円分の価値がある車が増えます。
次の年も車は所有していますが、1年前の車なので昨年よりは価値が下がっています。
そこで下がった分をマイナス(費用)計上します。
表の販管費にはこのような現金をともなわない費用も含まれてもいます。
でも、がっつりマイナスに違いはないので少しずつでも黒字を続けて繰越利益剰余金をプラスにしていきたいです。
さて、お金持ちのチームは繰越利益剰余金はどのくらいあるのかな、とまたHPを見に行ってみました。
……ブラウザをそっと閉じました。
「あれだけ儲かってたら定期的に税務署がやってくるから経理が大変だな!」という捨て台詞しか思い浮かびませんでした。
(悪いことをしてなくても、もうかっていると税務署は様子を見にやってきます)
でもベルマーレの経理も、少ない人数でやっているでしょうから大変だと思います。
ユニフォームのお胸に親会社のロゴが入っているチームなどは関連会社として本社から経理の社員さんが出向してきたりするそうなので、ベルマーレはその辺りでも不利ですよね。
日本プロサッカーリーグが作成した「Jリーグ税務ハンドブック」というものがあるので、それを参考にベルマーレの経理スタッフさんも奮闘されていると思われます。
いろいろ分かっておもしろそうなので、このハンドブックを読んでみたいものです。
(1冊の本になるくらいネタがあるってことなので、普通の会社とは違う注意点がたくさんあるということに震えます)
経理の基本はプロスポーツも普通の会社と同じだと思いますが、選手関連は注意が必要なのではと考えます。
選手の住宅や車、帰省費用が高額でもチームが負担することもありそうです(選手によっても契約が違うと思われますし、ベルマーレがどこまで負担しているのかは不明です)
すると現物でお給料をもらったと同じことなので所得税がかかることがあります。
うっかりすると源泉徴収もれになってしまいます。
きっと「Jリーグ税務ハンドブック」に詳しく書いてあるんだろうなぁと、想像します。
さらにベルマーレは下部組織(U-15、U-12)は別法人の扱いになっているので用具のお下がりとか、役務の提供といったお手伝いレベルでも人の出入りなどはキチンとしておかないと税務署から指摘を受けてしまうかもしれません。
この辺も「Jリーグ税務ハンドブック」に詳しく書いて……あるのか読んでみたいです。
いろいろ収支報告を見て考えるとやっぱりお金は大事だな~と、なります。
入場料収入が天井に近くなっていて、新スタジアムもまだまだ先の話だと広告料収入が頼りです。
「ベルマーレに広告を出そうかな?」と考えている企業に、サポーターが盛り上がっている印象を与えるのはとても大切だと考えます。
さらに三栄建築設計様などのいまオフィシャルパートナーさんが自社の株主さんに「サポーターはこんなに盛り上がってますから!」と説明できるようにしなければなりません。
このアドベントカレンダーも、有ると無いとでは全然違うと思います。
たけ (@take_12)さん、今年も企画してくださってありがとうございました。
私も世間にベルマーレサポーターは盛り上がっている印象をサブリミナルに与えられるようにします。
第十回 木木亭落語会に行ってきました。
もう十回目になるのですね。
いつもは桂竹わさんが出演されますが、この日は都内でお仕事があるので代わりに三遊亭遊七さんの出演でした。
遊七さんはお子さんがいらっしゃる女性の前座さんです。
まくらの部分でとても流れるようにお話しされるので修行中でもやっぱり噺家、しゃべりが上手だなぁと思っていたら実は前職は観光ガイドさんとのことでした。
身についた場数ってすごいですね。
そして遊七さんの演目が終わった頃に、予定にはなかった桂竹わさんの登場です。
他のお仕事が終わったので駆けつけてくださいました。
お会いできないと思っていたから嬉しいです。
竹わさんの演目は「雑俳(ざっぱい)」でした。
言葉遊びというか、擬音や重ね言葉がおもしろい「とんとんオチ」の落語です。
テンポよく噺が進むオチになります。
これは観客もどこまでおもしろく思えるか、力試しのようです。
早口でリンリン言ってるのもおもしろいのですが、何のことだか理解しているともっとおもしろいのです。
噺の長さを調節できるので前座噺として有名らしいのですが、地口オチ(だじゃれ)とか間抜けオチよりは聞く方にも場数がいる気がします。
場数といえば、竹わさんも前座さん経験が長くなってきています。
前職が観光ガイドの遊七さんもしゃべりは上手だったのですが、竹わさんも落語のお稽古をしてきた時間が長いので引きつけられます。
マラソンの野口みずきさんの言葉に「走った距離は裏切らない」というのがあります。
練習した距離が結果になってくるということです。
二ツ目の竹千代さんのときも経験値による吸引力を感じたので、お稽古してきた場数は裏切らないのですね。
そう、竹わさんもピチピチの前座さんだと思っていたら先輩になっていました。
遊七さんが「竹わ兄さん」と呼んでいたので「あっっ」と思いました。
_人人 人人 人_
> にいさん <
 ̄Y^Y^Y^Y^Y ̄
お客さんの多くが「そうか、竹わさんも先輩になってるのか」とホロリとしたはずです。
今回は「竹わ兄さん」が聞けただけでも大満足でした。
寄席の後のお茶は竹わさん差し入れの静岡茶と手作りわらび餅でした。
本来は開業しようとしている人が読む本なのかもしれませんが、食べ歩きが趣味の人や飲食店で写真を撮ることが多いInstagram職人さんも読んでおくと、お店を見る目が違ってきます。
失敗から学ぶ[実務講座シリーズ]
税理士が見つけた! 本当は怖い 飲食業経理の失敗事例55
辻・本郷税理士法人 飲食業プロジェクトチーム/編著
東峰書房
飲食店の開業を目的として読んだのではなく、仕事の勉強になるかなと思って手に取ってみました。
本書は主に費用面、税金面について、飲食店経営者が失敗したポイントと正しい処理について書かれています。
そう聞くとなんだか難しそうですが事例12「原価率から料理単価を設定したのに赤字?!」はいろいろなお店の情景が思い浮かんできます。
また、事例04「居抜きで店を買う時の注意点」や逆パターンの事例55「飲食店を居抜きで譲渡する場合」もいろいろなお店の情景が思い浮かんできます。
よって実務経験が少ない、経理や会計の勉強を始めたばかりの人でもイメージがつかみやすくなっています。
初心者向けの決算書を解説した本を読む前に読んでおくと用語が頭に入りやすくなるのではないでしょうか。
また、まるっきり会計に興味がなくても身近なことについて書かれている読み物としても楽しめます。
これによって馴染みのお店の気ままそうに見えるマスターも、行政への様々な届け出の書類をクリアしていたり、原価計算をちゃんとしていたりするので尊敬の念が抱けます。
サハラ砂漠のそばでの野営時に、アルミ鍋で作った羊肉のシチューは全ての料理とつながっていました。
料理の四面体
玉村豊男/著
中公文庫
毎週日曜日22時~TBS「林先生が驚く初耳学!」2016年6月26日に放送された回で「料理の四面体」が紹介されました。
社会に出て直面した物事を、シンプルに整理することは問題解決に役立つということで本書を例にとられていました。
「なぜこのタイミングで塩を入れるか」といった手順の根拠を分かりやすく説明している本かと思って読んでみたら違っていました。
料理は「火、空気、水、油」の要素が組み合わさったものです。
この4つの点を結ぶと四面体ができます。
そして全ての料理は、この四面体のどこかに位置しています。
「火」から焼き、「油」へ寄って炒め物、さらに揚げ物へとなります。
そこへ醤油などを加えると「水」へ寄っていきます。
このようにシンプルに整理していくと全ての料理が四面体に収まるのです。
「あ、そうか!」と気がついた時は、料理について階段を一つ上ったような感覚でした。
このシンプルな整理術を最初からグイグイ説明されるのではなく、まず野営料理から本書は始まります。
野営なので豪快な調理法ですが、想像しただけで美味しそうです。
作者は砂漠で1つのアルミ鍋で作ったものを日本に帰ってから再現します。
再現は、材料が違ったり調理器具の条件が違ったりします。
他の国の料理も完璧ではない条件で再現を試みます。
でも作り方を整理すると、どんな料理でも野営の羊肉のシチューへと調理法の考え方が行き着くのです。
ここでハタと料理はなんとシンプルなのかと気づかされます。
ソースの作り方も、基本の手順をひとつ知っているだけでいくつもの種類を作れるとされています。
料理好きな人が冷蔵庫の残り物でさっと料理できるのは、この考え方を無意識に会得しているのかもしれません。
揚げ物の正しい分類学上の名前も整理できます。
素揚げ、天ぷら、フライ。
「粉を含む流動物質をつけて揚げたもの」
これで四面体のどこに位置するのかも分かります。
林先生がシンプルに整理することとして本書を挙げたのがよく理解できます。
料理はシンプルに整理できるのです。
さらに本書は普通に料理エッセイとしても秀逸で、いろいろなお肉を焼いているところからソースの良い香りが胸いっぱいに広がるような気がしてきます。
通勤電車の中で読むと、うっかり何かを食べたくなって、いてもたってもいられなくなります
勝沼でのぶどう狩りで食べた「藤稔」という品種がとっても美味しかったです。
果物の「狩り」をしたいと思っていて、夏のお出かけ先を探している時に見つけました。
甲州市勝沼にぶどうの丘という観光施設があり、ぶどう園も集まっていて温泉もあるので行ってみることにしました。
ぶどうの丘は人気スポットで、シーズン中の休日は駐車場が早い時間に満車になるそうなので早めの行動をお勧めします。
車で着いて、あまりにたくさんぶどう園があるのでどこでぶどう狩りをするのか決められずに、ぶどうの丘のてっぺんにある「希望の鐘」までぶらぶら歩きました。
そこに、ぶどうを栽培している「くぬぎ園」がありました。
道すがらにあったぶどう園は商魂がたくまし過ぎて気後れしましたが、くぬぎ園さんはいたって普通のたたずまいでした。
一歩でも足を踏み入れたら買わずには帰れない雰囲気などはなく、こちらが興味を示したら「よかったら試食をどうぞ」と品種別に並んでいるぶどうに案内されました。
お盆の頃の旬は巨峰やシャインマスカットで、さらに大きな粒の「藤稔」がありました。
果皮が暗紫赤色の大粒はピオーネや巨峰くらいしか知らなかったので味見をしてみました。
美味しい!
ぶどうは好きだけれども、いかんせん食べにくいのが玉にキズです。
藤稔は種なしで、皮もするりとむけて食べやすいです。
果汁もたっぷりで、甘いけれどもさっぱりしてます。
今まで食べたぶどうの中で一番好きな味でした。
藤稔は「井川682」(母)×「ピオーネ」(父)の交雑実生で、美味しいのに輸送で痛みやすい「井川682」を貯蔵性の高い「ピオーネ」と交配させたものだそうです。
神奈川県藤沢市の青木果実園で育種され、藤沢で稔ったので「藤稔」だそうです。
トップの写真の藤稔を「1,000円くらいのサイズ」をお店の人に教えていただいて収穫し、園内の見晴らしのいい場所で甲府盆地を一望しながら食べてきました。
(後日、スーパーで売られていたのは倍くらいの値段でした)
2人で食べて大満足の量でした。
お土産にシャインマスカットと黄金桃を買って、これらもとっても美味しかったです。
くぬぎ園さんは通販も対応されて来年は注文してみようかと思っています。
HPの
『※予約注文は、間違いなく旬な時に、一番美味しいものをお送りさせて頂きます。』
という言葉が信じられるくぬぎ園さんです。
ぶどうの国のくぬぎ園
http://www2.plala.or.jp/farm-kunugi/index.html
ぶどう狩りの後は、近くにある「天空の湯」でお風呂に入りました。
アルカリ単純泉の広々とした明るい施設で、ぬるめの浴槽を選べばゆっくりできます。
お土産屋さんやワインの地下貯蔵庫カーヴも充実しているので楽しい施設です。
お昼ご飯は帰り道にある古民家を改築した
うどん・ほうとう 皆吉(みなき)
で「特製皆吉ほうとう」をいただきました。
ハイシーズン中もあって、入店まですごい待ちました。
でもたくさんの人が待つだけはある、とてもいいお味でした。
食べ物は当たり続きだった夏のお出かけでした。
利根川の活鮎料理専門店、綾戸簗(あやどやな)へ行ってきました。
「行きたい」とリクエストがあったので、それでは話のついでに鮎を食べに行ってみましょうという気持ちでした。
香魚とも呼ばれる鮎だそうですが、今まであまりそう感じたことはありませんでした。
海の魚にはない臭みがある記憶あります。
しかし、それはきちんとした鮎料理のお店で焼きたてを食べていなかったからです。
鮎、すごく美味しいです。
香魚だなんて、ぴったりの名前です。
炭火でじっくり焼かれた鮎は、ふっくら柔らかで海の魚にはない繊細さです。
三種類の炭で30~40分かけてじっくり焼かれるそうです。
「簗(やな)」とは川の流れをせき止めて魚を生け捕りにする仕掛けのことです。
綾戸簗さんのすぐそばに簗はあります。
お庭から自由に見学できます。
お座敷からきれいなお庭の先に利根川が見えます。
予約なしでも可能ですが、活鮎を注文が入ってから調理するので30~40分かかります。
予約をしておくと、時間に合わせて調理をしておいてもらえるのでスムーズです。
でも、私たちはシーズン中の渋滞を見越してかなり早めに到着してしまいました。
それでも嫌な顔をせずに席に通してくださって、時間がかかると大変恐縮されていました。
でも、ゆっくりお茶を飲みながら簗を見学したのでそれほど時間がかかった気がしませんでした。
さらに、出来上がったものから出てくるのでゆっくり味わえました。
私たちは「松定食4,500円(税別)」というコースを注文しました。
上のコース「特定食5,800円(税別)」にはある「鮎刺身、鮎本ウルカ」を2人で半分コする計算で追加オーダーしました。
そして「鮎めし(4人前から、要予約)」も追加しました。
・鮎田楽1尾
・鮎塩焼き2尾
・鮎フライ1尾
・鮎めし1尾
と5匹食べて刺身や鮎こく、ウルカ(塩辛)などいったい何尾だったのでしょう。
でも、塩焼きと田楽、フライは全然別物でそれぞれとっても美味しいです。
鮎めしも「追加してよかった~」といった感じでした。
普段は小食な人もパクパクと完食なさってました。
夏の旅行やレジャーに是非オススメです!
先に結論を言うと、日本語字幕はセリフがよく理解できてとてもよかったです。
極上爆音上映も、ゴジラの暴れん坊っぷりが身体に響きました。
シン・ゴジラの評判を聞いて、普通の映画館で観たらハマってしまいました。
さらにまた観たくなって2回目では「あ、こう言ってたんだ」ということがたびたびありました。
早口なセリフですが、全て聞き取れなくても話のスジは理解できます。
でも、新たに「何て言ってたんだろう?」と気になるところが出てきてしまいました。
シナリオを読んでみたくなったので調べてみたら公式記録集(2016年9月発売予定)に台本が付録につくようです。
いろいろ設定とか見たい……
でも10,584円(税込)ですか。
悩むわぁ。
すると立川シネマシティで日本語字幕版が上映されていました。
日本語字幕とは、主に聴覚障がいがあるかたのために邦画でも日本語の字幕がつく映画のことです。
期間は短いですが、上映作品が増えてきています。
シン・ゴジラのように専門用語が早口で飛び交う映画にはとてもよさそうです。
しかも極上爆音上映です。
「マッドマックス 怒りのデス・ロード」や「ガールズ&パンツァー劇場版」で体験したぐごごごごごごごごがまた味わえます。
実は爆音にはそれほど期待はしていませんでした。
シン・ゴジラは会議のシーンも多いし、それほど爆音が活きるシーンもガルパンなどに比べて少なかったように思います。
日本語字幕が目当てでしたが、実際は身体に響く爆音のゴジラの咆哮はとても迫力がありました。
それまでは前半のゴジラの方が得体が知れなくて怖かったのに、爆音上映では後半のゴジラの方が威力が倍増されて怖かったです。
極上爆音上映さん、あなどってすみませんでした。
日本語字幕上映では気になっていたセリフもしっかり理解できて大満足です。
でも「あ、こういう字を書くんだ」なんて思っていると字幕に置いていかれます。
公式HPでも「能の情報処理能力への挑戦」となっているのでかなりの量になります。
全然、本編に触れていませんでした。
シン・ゴジラはリアリティがあるので細かいところにニヤニヤできます。
そして設定がちゃんとしているので空想も広がります。
ポスターにもある「現実対虚構」が端的な表現です。
私の一番お気に入りは農林水産大臣役の平泉成さんです。
Twitterでは環境省の尾頭ヒロミ役の市川実日子さんが人気のようで、彼女も好きなのですが平泉成さんがじわじわと愛おしくなります。
最後の登場シーンはぐっときますし、これからのご苦労がしのばれるのがまたいいのです。
この方のブログが、私がお気に入りのシーンを雑感でほぼほぼ網羅されていて「そうそうそうそうそう!」と机を叩きそうになりました。
From The Inside
『シン・ゴジラ』、現実対虚構、そして泉修一保守第一党政調副会長の良さについて
http://minesweeper96.hatenablog.com/entry/2016/07/31/115550
これだけのめり込んでいるので公式記録集を買ってしまいそうな気もします。