前回は行けなかったので、4ヶ月ぶりの落語会です。
前座の桂竹わさんの第一声を聞いて「そうそう、いいお声!」となりました。
相変わらずのイケメン落語家です。
私はマクラを聞いて「おっ、今日は◯◯だねぇ」と言うのが憧れですが、出だしを聞いて「あ、知ってる噺かも」と思いました。
でも、題が思い出せなかったので「おっ、今日は◯◯だねぇ」はできませんでした。
(しかもマクラでは気づかなかったのでダメなんですがね)
演目は「紙入れ」でした。
不倫の噺で、間抜けオチです。
若者と、艶っぽい肝の据わった女将さんと、人のいい旦那さんが出てきます。
竹わさんの落語で女性が重要人物として登場するのは初めての気がしました。
(全部を聞いていないのですが)
各キャラクターを演じ分けているのがおもしろかったです。
ずっと座りながら、衣装も替えずに、でもちゃんとセリフで伝わるのです。
あらやだ、私も落語を聞く力がついてきてる!
ご本人も、お茶の時間に「俳優や声優は役になりきるけれども、落語は自分の中のものを引き出して同化しない(意訳)」のようなことをおっしゃっていました。
そして「紙入れ」あまり前座ではやらないそうです。
難しいので、人生経験を積んでから演じるのだとか。
やっぱり女将さんが難しいのでしょうか?
「紙入れ」を知っていたのは、3月28日にNHK総合で放送していた「超入門!落語 THE MOVIE」を観たからだと思い出しました。
古今亭菊之丞さんの噺に合わせてハライチ澤部さんと友近さんが演技をする、映像付きの落語でした。
その時は「元犬」(ハライチ澤部さん)と「紙入れ」(友近さん)が演目でした。
「元犬」はタイムリーにもその月の落語会で竹わさんで予習済みでした。
「紙入れ」は芸達者な友近さんの女将さんがリアルで、新しい落語のようでした。
第二弾はもうやってしまったのかと検索してみたらとてもいいタイミングで
2016年7月16日に「超入門!落語 THE MOVIE」
http://www4.nhk.or.jp/P3951/
がNHK総合で放送されるそうです。
「お菊の皿」と「庖丁」が演目だそうなので、またお噺のストックができます。
濱田岳さんと塚地武雅さんが出演されるのも楽しみです。
お茶の時間のお茶請けはパンナコッタでした。
いつもおいしいデザートです。
「これは何?」と聞かれて「ババロアだよ」と答えた自分が恥ずかしいです。
ちなみにババロアはカスタードクリームで、パンナコッタは生クリームです。
木木亭落語会では洋菓子の知識もついていきます……。