先に結論を言うと、日本語字幕はセリフがよく理解できてとてもよかったです。
極上爆音上映も、ゴジラの暴れん坊っぷりが身体に響きました。
シン・ゴジラの評判を聞いて、普通の映画館で観たらハマってしまいました。
さらにまた観たくなって2回目では「あ、こう言ってたんだ」ということがたびたびありました。
早口なセリフですが、全て聞き取れなくても話のスジは理解できます。
でも、新たに「何て言ってたんだろう?」と気になるところが出てきてしまいました。
シナリオを読んでみたくなったので調べてみたら公式記録集(2016年9月発売予定)に台本が付録につくようです。
いろいろ設定とか見たい……
でも10,584円(税込)ですか。
悩むわぁ。
すると立川シネマシティで日本語字幕版が上映されていました。
日本語字幕とは、主に聴覚障がいがあるかたのために邦画でも日本語の字幕がつく映画のことです。
期間は短いですが、上映作品が増えてきています。
シン・ゴジラのように専門用語が早口で飛び交う映画にはとてもよさそうです。
しかも極上爆音上映です。
「マッドマックス 怒りのデス・ロード」や「ガールズ&パンツァー劇場版」で体験したぐごごごごごごごごがまた味わえます。
実は爆音にはそれほど期待はしていませんでした。
シン・ゴジラは会議のシーンも多いし、それほど爆音が活きるシーンもガルパンなどに比べて少なかったように思います。
日本語字幕が目当てでしたが、実際は身体に響く爆音のゴジラの咆哮はとても迫力がありました。
それまでは前半のゴジラの方が得体が知れなくて怖かったのに、爆音上映では後半のゴジラの方が威力が倍増されて怖かったです。
極上爆音上映さん、あなどってすみませんでした。
日本語字幕上映では気になっていたセリフもしっかり理解できて大満足です。
でも「あ、こういう字を書くんだ」なんて思っていると字幕に置いていかれます。
公式HPでも「能の情報処理能力への挑戦」となっているのでかなりの量になります。
全然、本編に触れていませんでした。
シン・ゴジラはリアリティがあるので細かいところにニヤニヤできます。
そして設定がちゃんとしているので空想も広がります。
ポスターにもある「現実対虚構」が端的な表現です。
私の一番お気に入りは農林水産大臣役の平泉成さんです。
Twitterでは環境省の尾頭ヒロミ役の市川実日子さんが人気のようで、彼女も好きなのですが平泉成さんがじわじわと愛おしくなります。
最後の登場シーンはぐっときますし、これからのご苦労がしのばれるのがまたいいのです。
この方のブログが、私がお気に入りのシーンを雑感でほぼほぼ網羅されていて「そうそうそうそうそう!」と机を叩きそうになりました。
From The Inside
『シン・ゴジラ』、現実対虚構、そして泉修一保守第一党政調副会長の良さについて
http://minesweeper96.hatenablog.com/entry/2016/07/31/115550
これだけのめり込んでいるので公式記録集を買ってしまいそうな気もします。