文章読本の名著90冊から抽出した
究極の文章術
文章に関する名著と言われる作品90冊を見開き1ページにまとめ、90の名言にしてあります。
これらは書き出して方向を失ったときの羅針盤として選書してあるそうですが、見開きごとに納得してしまいます。
第一章 発想術
第二章 構成術
第三章 表現術
第四章 説得術
と、4つの章に分かれていてそれぞれ名著が紹介されています。
自分でこれだけの本を探し出すのは困難ですし、何を伝えようとしているのかも膨大な量から把握しなければなりません。
名言に集中して読むことができて、理解することに尽力できます。
「発想術 なにを書くか」という章で「論点を定めよ」の見出しで山田ズーニー著の『伝わる・揺さぶる!文章を書く』というPHP新書を挙げられています。
要点が太字で「論点と意見は、問いと答えの関係にある」「論点は、はっきりと疑問形にする」となっていて、すっと頭に入ってきます。
私は書くときにテーマは決めているつもりでしたが、ぼんやりとした論点とは言えないものでした。
はっきりと意識するだけでもかなり違った文章になりそうです。
自分が興味を持った章や、足りない部分だと思った章で挙げられている原著に当たってみるよい指南書になります。
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