「絵でわかる感染症withもやしもん」(岩田健太郎/著 石川雅之/絵)を読んでいて、グラム陽性菌のA群溶連菌のところでふと思いました。
「家族は大人なのに溶連菌感染症に繰り返しかかるなぁ」と。
溶連菌感染症は同僚のお子さんがよくかかっている印象でした。
風邪で病院を受診した家族が「溶連菌だった…」と帰ってきたときは大人でもかかるのかとびっくりしたものです。
その後も年に1~2回のペースで溶連菌に感染し「もしかして残業で遅くなると称して、夜間に保育園でバイトして子供とたわむれてるの?!」と疑うくらいのかかりっぷりです。
まあ、通勤電車の中でもらってくるのかなぐらいに思っていました。
でも、私は一度も感染しないのです。
冬と、春から夏にかけて流行のピークがあるそうですが、かなりのハイペースで家族は再発しています。
なにか繰り返し感染しやすい原因があると考えられるし、予防法はないのかと調べてみました。
すると、溶連菌感染症は特殊な扁桃腺炎とされているそうです。
あ、これです。家族は扁桃腺が弱いです。
慢性扁桃腺炎のようなものです。
溶連菌感染症は発症しないだけで、かなりの人が保菌しているともいわれています。
家族は扁桃腺炎もちなので、発症しやすくなっているのですね。
溶連菌感染症の治療法は抗生物質を飲むことです。
でも抗生物質って耐性ができたり、他の有用な菌も死んだりするので服用は心配です。
基本的にお医者さんも「抗生物質はできるだけ飲まない、飲むときはしっかり飲む」という見解らしいです。
処方された抗生物質はしっかり飲みきり、常用はしないようにする、ですね。
でも再発を繰り返すと、抗生物質の服用も繰り返しちゃいますよね?
あまり抗生物質は飲まないようにしたいです。
では扁桃腺炎や溶連菌感染症の予防法は?
「ストレスを避けて免疫力を高める」
(…もっと目から鱗が落ちるような予防法が欲しいです)
手軽にできますが、汎用性が高すぎて逆に難しいです。
免疫力を高めるには
良質な睡眠
身体を温める
適度な運動
栄養バランスのよい食事
…万人が普遍的に心がけているものばかりです。
(…もっと目から鱗が落ちるような免疫力情報が欲しいです)
でも、免疫細胞の7割は腸内で生きているそうです。
免疫細胞は腸内細菌を相手にトレーニングしていると。
腸内細菌を増やすと免疫細胞も鍛えられる!
いま流行の「腸内フローラ」ですか!
腸美人とか腸内フローラなどの造語はなんとなく遠巻きに見ていました。
でもこれからは扁桃腺炎や溶連菌感染症のためにも腸内フローラを耕します!
では腸内フローラの環境を整えるには
乳酸菌、ビフィズス菌を摂取
発酵食品を食べる
腸内細菌のエサになるものを食べる
増殖を妨げるものは食べない
(…もっと目から鱗が落ちるような腸内フローラ情報が欲しいです)
乳酸菌、ビフィズス菌はヨーグルトや乳酸菌飲料ですね。
発酵食品は納豆などなどたくさんあります。
エサになるのは食物繊維やオリゴ糖です。大根、ごぼう、レンコンなどに多く含まれます。
そしてソルビン酸などの保存料が入った加工食品は腸内細菌の増殖を妨げるそうです。
よく見聞きする情報ですが、頑張りすぎるとストレスになりますのでゆっくりいきたいです。
予防や免疫力には「…もっと目から鱗が落ちるような」という常識的なものばかりなのが奥深いです。
溶連菌感染症はかかるとつらそうなので、予防できたらなによりです。