【本】フェルメールへの招待/朝日新聞出版社編

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フェルメールへの招待
朝日新聞出版社/編者


現存する37作品(現在行方不明の「合奏」含む)を、一部は原寸大にして解説している本です。
とても分かりやすく説明されていて、鑑賞を楽しむポイントも押さえられているので初心者にお勧めの入門書です。

全作品の大きさを一覧で比べて見られたりもするのもおもしろいです。
フェルメールは小品の名手と言われていて、有名な「レースを編む女」なんて1リットルの牛乳パックの高さくらいしかありません。
逆に「デルフトの眺望」は大きい方だったのかと知りました。
大きさを比較しているページはなぜかじっくり見てしまいました。

美術の解説本は今までも読んだことはありますが、画像をふんだんに使っての説明なので頭にすっと入ります。

「なるほどフェルメール」と称して9つの豆知識もページの隅に載っています。
ちゃんと関係のある豆知識なので楽しく読めます。
私はゴッホの「星降る夜」という作品も好きなのですが、ゴッホもフェルメールの影響を受けたとされているのですね。

フィンセント・ファン・ゴッホ(1853-1890) 「星降る夜」1888年 油彩/カンヴァス

フィンセント・ファン・ゴッホ(1853-1890)
「星降る夜」1888年
油彩/カンヴァス

しみじみと、私は光を表現した作品が好きなんだと分かる解説でした。
敷居が高くないので、他にも興味が持てました。
(小学生のような感想ですが、美術検定3級を持ってるんですよ…)


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