サッカーチームの収支報告を見て想像してみました。

今年も湘南ベルマーレサポーターなどの有志による、ブログ記事を1日ずつ投稿するアドベントカレンダーに参加させていただきました。

湘南ベルマーレ Advent Calendar 2016
http://www.adventar.org/calendars/1738

昨年もこの季節特有の「公式が発表するまで信じない」という選手動向の噂があり、もんもんとする毎日です。

毎年のように選手をかっさらっていくチームに「どんだけお金持ちなのか収支報告書を見てみよう」と公式HPをのぞいてみました。

お金持ちのチームは入場料や広告料などの収入はベルマーレとはダブルスコアどころの話ではないのですね。
でも以前は桁違いの入場料収入に「たくさんサポーターがいるんだねぇ」という感想でしたが、ここ数年は「だってShonanBMWスタジアム平塚は、これ以上は入場者数を増やせないよ」と言い訳できるようになりました。
入場者数が1万人を超えると拍手がおこっていた頃とは違います。
大きなスタジアムがあればもっと入場料収入が増やせるのになぁと思っていたら、湘南スタジアム研究会が発足しました!

タウンニュース「新スタジアム検討へ」
http://www.townnews.co.jp/0605/i/2016/11/17/358450.html

ずっと前からスタジアムの件は念願でしたが、実際に人が集まる根拠を示すことができると大人が動きだすものなのですね。
これで入場料収入が増やせれば少しは……

ここでベルマーレの収支報告を見にいってみました。

湘南ベルマーレ クラブビジネスの状況
http://www.bellmare.co.jp/club_business

いろいろな収入の合計、営業収入はちゃんと増えてますね。
入場料収入やJリーグ分配金はJ1だとやはり多いですね。
でも広告料収入は年々増えていっています、ありがとうございます。

事業費に選手やコーチなどのお給料が含まれますが、私が大好きな広報さんやベル爺の中の人のお給料は販管費に含まれます。

営業利益は営業収入から営業費用を引いたものになります。
飲食店で例えると、売上(営業収入)から材料費(事業費)や人件費・光熱費・家賃(販管費)などを引いたものです。
そこから利息とかを足したり引いたり、特別なものを足したり引いたりした最終的な成績表が当期純利益です。
昨年と一昨年は黒字ですね、ホッ。

でも一番下の「繰越利益剰余金」の▲は気になります。
ニュースなどでよく聞く「企業の内部留保」はこの繰越利益剰余金の数字を指していることが多いです。
利益の数字は1年単位で計算していますが、こちらは「黒字・赤字」の累計のようなものです。
ベルマーレ、億の単位でマイナスですね。
ひいっっっ!
と、一瞬びっくりしますがこのマイナスは全部が現金でマイナスなのではありません。

例えば、車を現金で100万円で買ったとします。
手元の現金は減りますが、資産として100万円分の価値がある車が増えます。
次の年も車は所有していますが、1年前の車なので昨年よりは価値が下がっています。
そこで下がった分をマイナス(費用)計上します。
表の販管費にはこのような現金をともなわない費用も含まれてもいます。

でも、がっつりマイナスに違いはないので少しずつでも黒字を続けて繰越利益剰余金をプラスにしていきたいです。
さて、お金持ちのチームは繰越利益剰余金はどのくらいあるのかな、とまたHPを見に行ってみました。

……ブラウザをそっと閉じました。

「あれだけ儲かってたら定期的に税務署がやってくるから経理が大変だな!」という捨て台詞しか思い浮かびませんでした。
(悪いことをしてなくても、もうかっていると税務署は様子を見にやってきます)

でもベルマーレの経理も、少ない人数でやっているでしょうから大変だと思います。
ユニフォームのお胸に親会社のロゴが入っているチームなどは関連会社として本社から経理の社員さんが出向してきたりするそうなので、ベルマーレはその辺りでも不利ですよね。

日本プロサッカーリーグが作成した「Jリーグ税務ハンドブック」というものがあるので、それを参考にベルマーレの経理スタッフさんも奮闘されていると思われます。
いろいろ分かっておもしろそうなので、このハンドブックを読んでみたいものです。
(1冊の本になるくらいネタがあるってことなので、普通の会社とは違う注意点がたくさんあるということに震えます)

経理の基本はプロスポーツも普通の会社と同じだと思いますが、選手関連は注意が必要なのではと考えます。
選手の住宅や車、帰省費用が高額でもチームが負担することもありそうです(選手によっても契約が違うと思われますし、ベルマーレがどこまで負担しているのかは不明です)
すると現物でお給料をもらったと同じことなので所得税がかかることがあります。
うっかりすると源泉徴収もれになってしまいます。
きっと「Jリーグ税務ハンドブック」に詳しく書いてあるんだろうなぁと、想像します。

さらにベルマーレは下部組織(U-15、U-12)は別法人の扱いになっているので用具のお下がりとか、役務の提供といったお手伝いレベルでも人の出入りなどはキチンとしておかないと税務署から指摘を受けてしまうかもしれません。
この辺も「Jリーグ税務ハンドブック」に詳しく書いて……あるのか読んでみたいです。

いろいろ収支報告を見て考えるとやっぱりお金は大事だな~と、なります。
入場料収入が天井に近くなっていて、新スタジアムもまだまだ先の話だと広告料収入が頼りです。
「ベルマーレに広告を出そうかな?」と考えている企業に、サポーターが盛り上がっている印象を与えるのはとても大切だと考えます。
さらに三栄建築設計様などのいまオフィシャルパートナーさんが自社の株主さんに「サポーターはこんなに盛り上がってますから!」と説明できるようにしなければなりません。

このアドベントカレンダーも、有ると無いとでは全然違うと思います。
たけ (@take_12)さん、今年も企画してくださってありがとうございました。
私も世間にベルマーレサポーターは盛り上がっている印象をサブリミナルに与えられるようにします。

【サッカー】いろいろなサポーターについて

少し日が経っていますが、自分の考えの備忘録としても書いておこうと思います。

2016年5月21日にJリーグ第1ステージ13節の湘南-仙台戦がShonanBMWスタジアム平塚にて行われました。
試合終了後(湘南が0-1で黒星)にゴール裏のサポーターと曺貴裁(チョウ・キジェ)監督との間に何かあったらしいのです。

私は中央ゲート階段下にいたので全然知りませんでした。
立っていたそばで「ラッキーバースデー」(その日が誕生日の人はピッチ上でマスコットのキングベルと写真が撮れるイベント)参加者の点呼をとっていて、ボンヤリ眺めていました。
小学生の兄弟2人を連れたお母さんが「誕生日なのは私ですが、中に入るのは息子2人でもよろしいですか?」(当事者と付き添い1名が入場可能)と交渉しています。
ゴール裏が騒然としている時、別のスタッフは小学生兄弟サポーターの「ピッチに入れるワクワク」を臨機応変に受け入れるか対応の最中だったのです。
20160603ぱくたそ_あひるちゃん
そのあと私は場所を移動し、いつもよりサポーターが多く残っていること、いつもより選手のクールダウン開始が遅いことに気がついて「あれ?何かあったのかな」と思いました。
村山選手がフードを目深にかぶっていたのが心に引っかかりました。
その夜に嫌な予感がしてインターネットで検索してみたら、
「ホームゲームで勝ち星がいまだ無いことにブーイングのサポーターに曺監督がキレた」
らしいのです。
そして「辞めろ」と声が上がったとか。
(先に説明しておくと、誤報というか状況を把握しきれていないネットニュースでした)

すごく動揺してしまいました。

曺監督がイヤになって本当に辞めたらどうしよう、
ゴール裏の人たちはなんてことをしてくれたの!

グルグルと考えてしまいました。
いま思うと失礼な話で、曺監督がそんなメンタルで監督をやってはいません。
そしてゴール裏のサポーターの人たちも。
でもTwitterを検索してその場にいた人によると曺監督は話し合いのために自分からサポーターに近づき、一部から罵声はあったものの、最終的には曺貴裁コールがあったそうです。

(曺監督も記事配信の日時を前倒ししてあの日について考えを述べられています)
Number web
湘南サポーターと激論交わした曹監督。
あの時、本当に伝えたかったこと。
http://number.bunshun.jp/articles/-/825736

何があったか分かってホッとしました。
Twitterでもどんどん意見がポストされていきます。
私も動揺したけれどホッとした気持ちをつぶやこうとしましたが、うまく表現できませんでした。
つぶやきかけて、止める。
の、繰り返しです。

このモヤモヤとした気持ちはなんだろう。
ずっと考えて、自分はサポーターとしてあまり自信がないので意見を表明する勇気がなかったんだということに至りました。

どんなに負けが込んでもかわらぬ態度で応援し続けてきましたが、やっぱり熱心に応援されているサポーターと比べるとゆるいです。
どこか「サポーターづらしてすみません」と思っていました。

でもある日フト、そういえば「あの日、中央ゲートの下に居た人たちには、こんな騒動が起こっていたことを知らない人もいるのではないか?」と思いました。
あの小学生兄弟サポーターとお母さんは気づいていない可能性が大です。

でもベルマーレにとってはゴール裏のサポーターも、小学生兄弟サポーターも大事なお客さんです。
同じです、きっと。

私はどちらかというと小学生兄弟サポーター寄りです。だから無理してゴール裏の人たちに寄せる必要はないのです。
のほほんとゴール裏のリードに任せてタオルマフラーを振ります。
負けて残念がりながらも、のほほんとしてます。
熱心なサポーターさんからすると「もっと声を出して」「もっと熱くなれよ」だと思います。

でもゴール裏の騒動と同じ時間に、別のサポーターの大事な交渉も進んでいました。
いろいろなサポーターがいます。
これからも私は「サポーターづらしてすみません」としながらもいろいろなサポーターとして堂々と応援します。

いつもゴール裏のサポーターさんありがとうございます。
楽しくタオルマフラーを振っています。
中継でもチャントが音声に拾われていて「おお!」と思います。
これからもよろしくお願いします。

あのときの湘南ベルマーレサポーター様、親切のタネは育ちましたよ

Twitterで湘南ベルマーレサポーター有志によるブログ記事を1日ずつ投稿する、アドベントカレンダーの募集がありました。

アドベントカレンダーとは
Adventar
http://www.adventar.org/

湘南ベルマーレ Advent Calendar 2015
http://www.adventar.org/calendars/997

ゆるいサポーターなので熱く語れる身分ではないと思ったのですが「あのとき」の感謝の気持ちをお伝えしてみようと立候補しました。
12月11日のiliacloneさん「2010年4月。ベルマーレにハマった日」とネタがかぶり気味なのは気づかなかったことにしていただけると幸いです。
(本人が一番、うわあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ、と思いました)

私が初めて湘南ベルマーレの試合を観に行ったのはいつの年か思い出せないのですが、J2の真ん中より下あたりの順位が定位置だった頃です。

サッカーのルールは「キャプテン翼」で知ってはいましたが、プロの試合を生で観るのは初めてでした。
その日は7ゲート(バックスタンドのホーム寄り)から入場しました。
席はガラガラ(当時)なのに、一ヶ所に人がたくさん集まっているから「あの辺が観やすいのかな?」と、その集団のそばに座りました。

今、思えばその集団の人たちは立って観戦する熱心なサポーターさんです。
当時はゴール裏の8ゲートを開けていなかったので、やむなく7ゲートで活動されていたのです。
しばらくするとその集団の1人がおずおずと私たちに近づいてきました。

「自分たちはこれから応援で大きな音を出すので、ビックリさせてしまうかもしれないから、もしよかったら席を移動したほうがいいですよ」

と、言いに来てくれたのです。

ちょっとっっ!当時の私、どれだけ場違いなオーラを出したらそんな声がかかるの!?
(赤面)

後から知ったのですが、他のチームのサポーターはこんなに優しくない、と。
ピクニック気分でうろちょろしてると嫌な顔をされる、とか。
たしか、声をかけに来てくださったときの私は駅ビルの地下で買ってきた大福か桜もちをパクついていたはずです!!!
うとまれても仕方のない、物見遊山のピクニック気分満載でした。

それからは「大きな音がする」と心の準備ができていたので、試合を観ながら時々サポーターに感心するなどして楽しく観戦しました。
「あの前の人は、途中で疲れたらどうするのかしら?」
(今、思えばコールリーダーです)
「あの前の人に、差入れするファンはいるのかしら?」
(今、思えばコールリーダーです)
初観戦での、居心地のいい、サポーターは親切だったという記憶は、私をそれからもポツリポツリとホームゲームに足を運ばせました。

配布された歌詞カードでチャントを歌えるようにもなりました(本当に参考になりました)
雨上がりの試合の日に、イスが濡れてるだろうなと思って行ったらサポーターの人たちが拭いてくださってました。
お休みの自動車教習所で場所を借りて、ビッグフラッグのお手入れを人知れずされてもいました。

「湘南ベルマーレのサポーターは厳しさが足りない」というようなことを聞いたことがあります。
でも、私は湘南ベルマーレサポーターのお行儀の良さは誇りでもあります。
あの、懐がフカフカで間口が広い雰囲気がなければ、私は少しずつ試合に足を運ぶ回数が増えていかなかったと思います。
「思い切ってシーズンシート買っちゃう?!」と決心するまで回数は増えました。

2009年のJ1昇格がかかった初アウェイの甲府戦では、見ず知らずの人と抱き合って泣きました。
今までになかった経験です。
本当に私の人生においてベルマーレというフォルダは、毎年内容が色鮮やかに充実していきます。

春先にチームの調子が良くても「夏が終わるまで信じられない」と用心深くなったり。
執拗に的外れな選手批判をしている人の後頭部をにらみながら歯ぎしりしたり。
主力選手を涙で送り出したり、好きだった選手が契約満了になったり。
公式が発表するまで信じないと思いながらも報道に一喜一憂したり。
(↑毎日がイマココ)
所用で試合を後半から観戦したら大量失点に愕然としたり。
「お金なんだよぅぅぅぅ!」と叫んでみたり。
本当に、今までなかった経験ばかりです。
(あれ、目から汗が)

拝啓 あのときの声をかけてくださったサポーター様、お元気ですか?
今もきっと毎試合「たのしめてるか。」と思います。
もう最近のホームは念願の満員で、あのときほどのんびりしていませんね。

あなたがあのときに蒔いた小さな親切のタネは、
ちゃんとお布施をするような立派なサポーターに育ちましたよ。
今年も本当に「たのしめました。」
来年もきっと「たのしみますね。」
ありがとうございました。
私もShonanBMWスタジアム平塚で小さな親切のタネを蒔いていきますね。   かしこ