【本】いつもの店への見る目が変わる?/「飲食業経理の失敗事例55」

本来は開業しようとしている人が読む本なのかもしれませんが、食べ歩きが趣味の人や飲食店で写真を撮ることが多いInstagram職人さんも読んでおくと、お店を見る目が違ってきます。

失敗から学ぶ[実務講座シリーズ]
税理士が見つけた! 本当は怖い 飲食業経理の失敗事例55
辻・本郷税理士法人 飲食業プロジェクトチーム/編著
東峰書房

飲食店の開業を目的として読んだのではなく、仕事の勉強になるかなと思って手に取ってみました。

本書は主に費用面、税金面について、飲食店経営者が失敗したポイントと正しい処理について書かれています。
そう聞くとなんだか難しそうですが事例12「原価率から料理単価を設定したのに赤字?!」はいろいろなお店の情景が思い浮かんできます。

また、事例04「居抜きで店を買う時の注意点」や逆パターンの事例55「飲食店を居抜きで譲渡する場合」もいろいろなお店の情景が思い浮かんできます。

よって実務経験が少ない、経理や会計の勉強を始めたばかりの人でもイメージがつかみやすくなっています。
初心者向けの決算書を解説した本を読む前に読んでおくと用語が頭に入りやすくなるのではないでしょうか。
また、まるっきり会計に興味がなくても身近なことについて書かれている読み物としても楽しめます。

これによって馴染みのお店の気ままそうに見えるマスターも、行政への様々な届け出の書類をクリアしていたり、原価計算をちゃんとしていたりするので尊敬の念が抱けます。