【本】シンプルに書く 伝わる文章術/阿部紘久著

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シンプルに書く
伝わる文章術

阿部紘久/著
飛鳥新社



読んだ本の感想をブログに書くにあたり、書評についての書籍「ニッポンの書評」(豊﨑由美/著)を読みました。
そして漠然と、

私の文章はどうなのかしら?

と、思ったのです。
読書感想文の書き方はおろか、そもそも具体的な文章の書き方を習っていないような気がしました。
外国では子供のころにみっちり習うらしいので、テクニックというかルールを知りたくなりました。
そんなことを考えながら生活していると目に留まりやすくなるのか、Twitterで本書が紹介されていました。

「シンプル」という題名からも、本書もシンプルな構成です。
細かい章立てで、すっと頭に入ってきます。
原文を例題にして改善文を提示してあります。
確かに改善文の方が美しい文章です。
無意識だったことを明文化されたような、霧が晴れるような気持になります。

筆者は海外赴任経験があるのですが、母語による「誰にでも分かる言葉で表現」することがビジネスの成功につながると述べられています。
それができないと、外国語でも表現できないそうです。
国際社会の場で日本語力が鍛えられるというのも意外です。
シンプルに表現することによって、自分の考えが明確化されるというのも納得がいきます。

巻末付録の「いい文章を書くためのヒント 総覧」を読むだけでも美しい文章を書く要点がつまっていて、何度も読み返したくなりました。


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